興味がわいたら「本物」に質問しよう!
今や、仕事でも家庭でも、連絡や調べ物になくてはならないツール、インターネット。子どもたちが大人になる頃には、さらに生活に密着していることでしょう。ICT教育の広がりをうけて 「未来を生きるためにどんな教育が必要か」と考え続けた結果、「距離の壁を超えて、リアルに研究者とつながる」ツールとしてのICTに着目しました。
今回、パートナーとしてご一緒したのは、教育応援企業であり、いま話題のパソコン用メガネを開発・販売している株式会社ジェイアイエヌ。青色光の影響を受けやすいといわれている子どもたちに「光の研究から生まれた、目を守るメガネ」を伝えるために、 2012年より全国で「光の実験教室」を展開してきました。 そこで今回、新たなICT教育への挑戦として、科学の専門家とインターネットでつないで授業をするという新しい取り組みを実施しました。
光の実験教室 ~専門家からの光ミッション~
自然の光と、人工の光はどう違う?人工の光が生き物へ与える影響を調べよ!
講師を務めたのは、大阪市天王寺区にある「むさしドリーム眼科」の院長・武蔵国弘先生。今回は、ICT教育の一環として、京都の立命館小学校と大阪市内のオフィスをSkypeでつないで実施しました。「光の実験教室」では武蔵国弘院長による講義に加え、子どもたちからの実験結果の報告や質疑応答もタブレット端末とビデオ通話を活用してやり取りされました。
1.専用の機械を使って、太陽やiPadが発する 光の中でどの色が一番強いかを測定
2.白くにごった水に青と赤の光を当て、その光の進み具合を観察
3.実験やまとめの後には、質問タイムを設け、「PCやテレビは見ない方がいいですか?」、「目が悪くなったら、治らないのですか?」などの質問が出た。「一生付き合う目を大切にする姿勢が大事」「視力を戻す方法をまさに研究しているところ」など、専門家ならではの回答に、児童らは高い関心を示した。
Q:遠くにいる専門家や研究者による授業について、また同様の授業を受けたいですか?
Q:どんな人に授業してもらいたいですか?
科学実験の専門家、山中先生、ノーベル賞をとった人、研究者のリーダー、ロボットの学者、東京大学の人、京都大学の教授、宇宙飛行士 etc.
(「教育応援」vol.19 2013.09より)
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>> 新しいメガネを生んだ光の研究