企業の研究者とともに先端バイオ機器を使った実験を体験!
株式会社トミー精工
2013年4月29、30日の2日間にわたり、大腸菌の遺伝子導入実験が、福島県の会津学鳳中学校・高等学校で行われました。講師やアシスタントを務めたのは、先端バイオ研究機器を製造する株式会社トミー精工と株式会社リバネスの研究者。参加した23人の高校生は、「遠心機」や「オートクレーブ」など、研究現場に欠かせない先端バイオ機器を活用しながら、DNA抽出実験や遺伝子導入実験を行いました。
参加者は、研究者や実験機器の開発者・技術者の講義を聞き、一緒に実験を行うことで、我々の生活を支えている科学・技術分野の発展には、研究者だけでなく、機器の開発者・技術者のたゆまぬ努力も欠かせないことを知り、自らのキャリアについて考えるきっかけとなりました。
コンパクトサイズの卓上微量高速遠心機
金太郎(KINTARO)シリーズ …本体価格:235,000円(税別)
遠心機は、高速回転時の遠心力を用いて、試料を密度差によって分離する装置です。生物組織からDNAを抽出するときや、タンパク質を沈殿させたいときなどに使います。机の上における小型タイプなので、学校の理科室でも手軽に使えて便利! DNA・タンパク質研究の必需品です。
スリム化と機能性にこだわったオートクレーブ
LSXシリーズ …本体価格:550,000円(税別)
オートクレーブは、内部を飽和蒸気によって高温・高圧にできる耐熱耐圧密閉容器です。特殊な化学反応を起こしたり、細菌や微生物を滅菌するときなどに使います。バイオ系研究では微生物の混入(コンタミネーション)を防ぐための器具滅菌や、遺伝子組換え体の処理に活躍しています。
足元のペダルを踏むとドアロックが解除され、片手で軽く開くカンタン操作。内部の容積を保ったまま外装をスリム化してあるので、ちょっとした隙間に収めることができます。
コンタミ厳禁な遺伝子導入や細胞培養などの実験には必需品です。
科学・技術で東北の未来をつくる
地元福島県の高校生にサイエンスの楽しさと有用性を伝えたい
株式会社トミー精工は、1958年の創業以来、生命工学、生物工学、医薬、食品開発に携わる世界中の研究者たちに高品質の研究機器やサービスを届けています。バイオ機器開発の先駆者として、いつの時代も研究者に寄り添い、先端研究を支えてきました。
2011年3月11日の東日本大震災により、福島県に工場をもつ当社も大きな打撃を受けました。それから2年、我々はその苦しみを乗り越え、いまもなおバイオ機器分野のトップランナーとして走り続けています。福島県に所縁の深いバイオ機器メーカーとして、少しでも福島の役に立ちたい。
私たちにできることは、東北の未来を担う子どもたちにワクワクするような先端のバイオ研究に触れてもらい、未来に夢を持ってもらうことだと考え、地元の高校で先端科学実験教室を実施することに決めました。できる限り多くの子どもたちに、サイエンスの楽しさを届けていきたいと思います。