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ICT教育 現場レポート

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tokuhain (「教育応援」vol.19より)

企業、自治体、学校と授業の取材を通してICT教育の実際をレポートしてきましたが、実際の学校現場で日々活動をする先生方はどのように感じていらっしゃるのでしょうか?!生の声をお聞きすべく、高校の先生に質問をぶつけてみました。

 

リバネス特派員からの質問1

私も先日iPad miniを購入した身ですが、世間一般的にはPCは1人1台、タブレット型端末もかなり普及し、中高生が端末を使いこなす場面もよく見受けられます。学校内ではいかがですか?

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リバネス特派員からの質問2

もし自由に情報端末が使えるようになり、環境の整備も進んだら、どのような授業を行ってみたいですか?また、行うにあたっての懸念はありますか?

ans2

 

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公立か私立か、また公立の場合どの自治体に属するかによって、学校におけるICT環境は大きく変わっていました。先生が自由に機器を使うことが認められていない現状も見て取れ、学校外との環境の差に驚きました。

 

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リバネスではこれまで研究者や技術者を学校に連れて行き、想いを伝える出前の実験教室を行ってきました。科学技術の発展には次世代を担う子どもたちの育成には、本物と出会うことが何よりも大事だと考えているからです。子どもたちが科学技術やその仕事にワクワクするためには、その分野で働く人が想いや感動を伝えることが重要です。そこで、先生と協力して子どもたちが「本物」に出会える授業をしたいと考えています。私達も今回初めて、ICT機器を活用して「本物のお医者さんと小学生が『つながる』授業」を行い、ICTの本質=「本物がもつ衝撃」によりアクセスしやすくなり、「興味」で動く機会が増えることなのだと感じました。 一方で、ツールの充実の前にまずは、何をどう伝えるのが適切なのか、子どもたちが自ら考える力を育む教育が必要であると思います。例えば10年以上前から中学生の情報に対する学びを提供する「情報塾(富士ゼロックス株式会社)」では、正しく情報を受け取り収集し、自ら考え、伝える相手の立場にたって発言(プレゼン)を行うという一連のスキルを身につけるために、昔ながらの紙とペン、付箋、色紙などを使うプレゼンの授業を行っています(情報塾についての詳細はHPをご覧ください。http://www.fujixerox.co.jp/company/action/juku/)。機器の導入を急ぐ前に、まずはできるところから、情報に関する正しい知識と姿勢を身につけることも必要なのだと感じました。

 

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