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新しいメガネを生んだ光の研究

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協力:株式会社ジェイアイエヌ

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メガネは13世紀に視力矯正の道具として登場して以来、視力が落ちた人に使われてきました。今、目の研究が進んだことにより、目が悪くない人にも役立つ新しい機能を持ったメガネが登場しています。

 

私たち、ヒトを含めた生き物にとって、光はとても重要なものです。光を情報として受け取り、敵を見分けたり、自分のいる方向を認識したり、互いのコミュニケーションに使ったりと、生きていくためには欠かせない活動に使っているのです。例えば、目には、光を受け取るための細胞、視細胞があります。この視細胞には高校の教科書にもあるように、主に昼間などの明るい場所で働く錐体細胞と、主に暗いところで働く桿体細胞の2種類の視細胞があります。この細胞の特性によって、見える光が決まります。例えば昆虫や鳥、魚の多くは紫外線を感知することができますが、私たちの持つ視細胞は紫外線を感じることができないため、紫外線を「見る」ことはできません。最近の研究で、目の中に「第3の視細胞」が発見され、体内時計の調節に関わっているのではと考えられています。この細胞は、特に青色光の感受性が高いことから、青い光は体内調節に深く関わっているのかもしれません。なぜ生き物によって異なるのか、「見る」以外にどのようなことに光を使っているのか、私たちと光の関係には、まだまだわかっていないことは多くあります。

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また、パソコンやスマートフォン、携帯ゲームの普及により、画面の光は日常生活の中で最もよく触れる光の1つになりつつあります。画面を長時間見ていると「光がギラギラする」「文字がちかちかする」と感じることがあります。パソコンのLEDディスプレイなどを調べてみると、青色の波長がほかの色の光よりも強く出ていることがわかっています(図1)。そこで、画面の青色の光をうまくカットし、他の光とのバランスを取るような保護グラスが開発されました。このメガネをかけると、そういった自覚症状が軽減されたという効果が出始めています。青い光が目の疲れとどのようにかかわっているのか、より詳しい研究が続けられています。身近な生活の中にもたくさんの科学があり、その中からたくさんの道具や技術が生まれていることを改めて実感しますね。

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(「教育応援 vol.14  2012.6」より)

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